収録当日トラブル発生時の対応フロー
回答サマリー
収録当日トラブルは「機材系」「声優系」「台本系」「リモート回線系」の4類型に分類できる。いずれもまず止めて確認、その後電話で関係者へ連絡、経緯はメールで残すが基本原則。
トラブル類型と対応
類型1: 機材トラブル(エンジニア主導)
マイクにノイズが入る
- ケーブルを差し直す・交換する
- ファンタム電源を再投入する
- マイクを交換する
- ノイズ源を特定・除去する
DAW(Pro Tools)がフリーズ / クラッシュ
- 自動保存データの有無を確認する
- DAW を再起動する
- オーディオインターフェースを再接続する
ヘッドフォン返しが聞こえない
- ヘッドフォンアンプ → ルーティング → ケーブルの順に確認する
スタジオ別の既知バグ(2026-04 現在)
| スタジオ | 症状 | 対処 |
|---|---|---|
| Ast | Audiomovers 使用時に音が二重になる | 収録中 Meet をミュートにする。収録後 AG の電源を入れ直す |
| 奏 | サブレコに音が来ない | サブレコの入力設定を確認・修正。一時代替は Audiomovers |
| 響 | スピーカーが左寄りに聴こえる | スピーカーLRの配線を入れ替える(2026-04 解決済みだが再発注意) |
| Annex | Source Connect / Audiomovers が不安定 | 接続テストは Aスタで行う。Annex では使わない |
類型2: 声優トラブル(PM主導)
当日欠席・直前キャンセル
連絡の原則: - 電話を使う(緊急度が高いため、メール・Chatwork のみでは不可) - メールでも経緯・対応内容の記録を必ず残す
対応フロー: 1. 事務所から連絡が入ったら声優の状況を確認する 2. 関係者(クライアント・演出・エンジニア)へ電話で速やかに連絡する 3. スタジオ・エンジニアのキャンセル処理を行う(AGenda からスケジュールを削除または変更) 4. 代替日程を調整する(事務所・クライアント双方と再調整) 5. やり取りの内容をメールで関係者に送付し、記録を残す
収録中に体調が悪化した場合
- 無理をさせない。休憩を優先する
- 必要に応じてスケジュール変更・中断を判断する
類型3: 台本トラブル(PM主導)
収録中に台本の誤りが発見された場合
- 問題箇所はいったん後回しにして他のセリフを進める
- クライアントに確認する(判断を待つ)
- 確認結果を受けて修正テイクを収録する
収録当日に大幅な台本更新が来た場合(KURO GAMES / Tencent 系で事例あり)
- まず更新範囲の確認:追加・修正・削除のライン数を把握する
- スケジュールへの影響を試算してクライアントと協議する
- 追加費用が発生する場合は事前に口頭でも合意を取り、後からメールで確認文を送る
類型4: リモート回線トラブル(エンジニア + PM 連携)
Source Connect の接続が不安定 / 切断
- バックアップ回線(別回線 or 電話)に切り替える
- 再接続を試みる
- Annex 使用中の場合は Aスタに移動を検討する(Annex はネットワーク不安定な既知問題あり)
Audiomovers で音が二重になる(Ast スタジオ)
- 上記「スタジオ別の既知バグ」の Ast 欄を参照
エスカレーション原則
自分で解決できない場合: - 上長または技術担当に速やかに連絡する - 収録を継続するかどうかの判断は上長・PMの協議で行う
外部(クライアント)への連絡タイミング: - 収録が30分以上遅延する可能性がある場合は早めに伝える - 「原因調査中」でも連絡することで信頼を保てる
ソース
- トラブルシューティング
- 収録当日オペレーション
- エンジニアチャット(2026-04)(スタジオ既知バグ情報)