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事業会社(制作会社なし)ナレーション案件のヒアリング確認事項

バイク屋等の事業会社から直接ナレーション収録を受注する際のヒアリング項目と注意点。
制作会社経由と違い、業界慣行が通じないためこちらから能動的に補完する必要がある。

映像の完成度(最初に確認)

映像とナレーションの関係を最初に整理することで、収録フローと尺指定の方針が決まる。

パターン 状態 対応
ナレーションベース 映像未完成 or なし。先にナレーションを収録し、映像側がそれに合わせる 台本文字数から収録時間算出。尺指定なし
映像完成済み(尺合わせあり) 映像が出来上がっており、ナレーションをカット尺に合わせる 映像尺・TC・カット割りを事前受領
映像完成済み(尺合わせなし) 映像はあるが厳密な尺合わせは不要 映像尺確認のみ、収録は台本ベース
映像仮編集段階 大まかな尺は決まっているが差し替えが発生しうる 「仮ナレ → 映像確定後に本収録」の2段階を提案

事業会社特有のリスク: 「映像はこれから作ります」「動画と合わせたい」の意味が曖昧なことが多い。
「ナレーション先行ですか、映像先行ですか?」と明示的に聞くのが確実。


必須ヒアリング項目

商材・利用条件(出演料算定に直結 → 最初に詰める)

⚠️ 利用期間・広告有無・広告媒体・広告期間はナレーター出演料に直結するため、必ずこの段階で確認する。
期間延長・媒体追加時は追加料金が発生することも先に明示する。

収録要件

スタジオ・立会い

スタジオ 立会い人数の目安
Bスタジオ 1名まで
鼓スタジオ 4名まで
響・奏・ANNEX 8名まで
Aスタジオ 10名まで

制作会社なし(事業会社直)特有の追加対応

1. 利用条件の概念を平易な言葉で確認する

「公開範囲」「広告期間」「二次使用」が通じないことが多い。 - 「YouTubeに上げますか?店頭で流すだけですか?」のように具体例で聞く - 出演料は使用範囲で変わることを最初に伝える

2. 台本・素材フォーマットを指定して依頼する

事業会社は横書き・読み仮名なし・箇条書き原稿で送ってくることが多い。 - 台本は横書き・読み仮名・尺/カット番号入りの形式を依頼(テンプレ送付推奨) - 映像素材のフォーマット(mp4 / H.264、TC焼き込みの有無)も指定 - 受領期限(収録2〜3日前)を明確に伝える

3. 決定者を確認する

4. 修正範囲・再収録の線引きを書面で明示

5. 支払条件(新規・初回)

6. 映像の権利関係


見積前チェックリスト(ヒアリング順)

  1. 映像の完成度(ナレーション先行 or 映像先行 or 仮編集段階)
  2. 用途・公開範囲・期間・広告媒体(→出演料算定)
  3. 台本文字数 or 映像尺
  4. 声のイメージ・性別・人数
  5. スタジオ利用 / 立会い人数 / Web or 現地
  6. MA有無
  7. 納期
  8. 支払条件(新規なら初回ルール案内)
  9. 素材・台本の受領予定日

参照ドキュメント